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【賢者に学ぶ】「コロナ危機の経済学」/小林慶一郎、森川正之 その1

更新日 2020年10月16日

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働き方の方向づけをするにはコロナ渦の経済最適(最善策)を考える必要があります。

官邸の方針は以下のように推測できます。

  1. 専門家の意見に合意する形で政策決定をする
  2. 資本家たちの意見を聞き国の経済立て直しをする
  3. 国民の不満に対し、2と調整、利害対立しないものは迅速に取り組む

2や3に対し、資本家の意見が通りやすいという不満はありますが、資本主義なら当たり前なのかもしれません。問題は1です。専門家に忖度が生まれて形だけ整えても仕方がありません。

 

資本家、国民、政治家にとって望ましい方向性は、賢者たちの計算、検証、修正の中で生まれるはずです。

 

賢者たちの計算、検証、修正が必要

感染症で予測シミュレーションは必須です。専門家会議が分科会に変わったころから試算が見られなくなったのが残念です。小林慶一郎さんは緊縮財政派であり、庶民にとって怖い人という印象でした。しかしコロナ問題に対しては、早くから「検査隔離により感染抑制することが一番の経済対策である」と提言されていました。経済界や山中教授ら学者界に同意署名をもらい、政府に進言する行動力に、感銘を受けていました。小林さんが分科会のメンバーに入ることを知ったとき、西村大臣も心の底の想いはわたしたちと同じなのではないかと喜びました。11月までにPCR検査20万件という最初の答申に対して現在6万件以上まで進んでいる事には小林さんの功績が大きいと思います。

 

ここ10ヶ月のコロナ対策において、テレビなど見える範囲で賢者の働きをされたと思うのは、たとえば玉川徹さん、岡田晴恵さん、小林慶一郎さん、西浦博さんらです。これから冬の感染拡大リスク、また次々と襲ってくるかもしれない新たなウィルスに対して、以下のような賢者たちの計算、検証、修正が必要だと思います。

  1. 感染解析、シミュレーション:西浦博さん、物理学者、数学者
  2. GDP最大となる実効再生産数計算:小林慶一郎さん、西浦博さん、数理経済学者、数学者、物理学者
  3. 1,2の独立性保護、国民への共有:菅総理、資本家

「コロナ危機の経済学 提言と分析」 第一章 ”コロナ危機の経済政策 ─ 経済社会を止めないために「 検査・追跡・待機」の 増強 を”を読んで

経済学者の使命感を感じる提言と分析です。経済学とはあらゆる自然科学、人間の感情、行動の変化を統合してはじめて成り立つものです。世界中の感染症学的分析、推算などの情報をアップデートして人間の行動と接触、感染拡大、経済活動の最善策を追求する姿勢が感じられます。最後の一文を引用します。同じ想いの企業家の方たちは多いと思います。現代において影響力のあるリーダーは資本家、企業家です。どうか国民のために可能な範囲で声を上げてください。

 

(引用)

経済成長の原動力の一つは企業の設備投資であるが、その決定は、将来予想によって決まる。 現下の情勢において、その企業の将来予想を決める最重要情報の一つ が、「 医療提供体制と検査体制が、 今後、どのようなペースでどこまで増強されていくのか」という情報である。 将来の不確実性を少しでも軽減し、 設備投資を促して経済を活性化 するためにも、 政府は、具体的な数字の入った「 医療提供体制と検査体制の増強計画」を国民に示すことが求められている。

(引用終わり)

林慶一郎; 森川正之. コロナ危機の経済学 提言と分析 (日本経済新聞出版) (Kindle の位置No.696-699). 日経BP. Kindle 版.

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。頑張りましょう。

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